感性

私が受験勉強をしている頃、友達に「勉強が楽しい」と言うと、大抵変人扱いされました。もちろん、私は自慢や嫌味で言っているわけではなく、心から「楽しい」と思っていたのです。そして、東大に入ってから同級生と話していると「勉強が楽しい」と考えている人がとても多い事に気づきました。そう、諺にもあります通り、やはり「好きこそものの上手なれ」なのです。ではどうすれば、「好き」になれるのか。それはズバリ、「感性を磨く」事です。 例えばあなたが音楽をこよなく愛しているとします。そのあなたと、普段音楽に関心のないあなたの友人とが同じ音楽を耳にした時、二人は同じように「感じる」ことができるでしょうか?おそらく答えはNOです。なぜなら、あなたは毎日多くの時間を割いて音楽を聞いています。色々な音楽を聴いていることでしょう。そうすることであなたの音楽への感性は知らず知らずの内に磨かれているのです。だからあなたの友人には感じ取れなかったその音楽の素晴らしさにあなたは感動する事ができたのです!そう、実はこれは勉強でも同じです。丸暗記勉強法では決して得ることの出来ない感動を公式の証明に日ごろから多く触れることで得ることができるようになります。前にも書きましたとおり、最初は模倣で良いのです。そしてその「証明」がこの世に存在しなかったときに、それをこの世に誕生させることの困難と奇跡にどうぞ想いを馳せてください。想像してみてください。それを最初に発見した人が手にしたであろう感動、それを最初に聞いた人々が得たであろう感動を。そして、あなたは気づくでしょう。人間の叡智の素晴らしさに感動している自分自身に
こう考えてくると勉強が好きになる方法は意外と簡単ですね。

公式の証明に取り組む

感性を磨く

勉強で感動できるようになる

勉強が好きになる。

というわけです。
勉強=「勉めて強いられる」もの、という言葉が良くないのかもしれないですね。 その「勉強」が楽しくなるために、どうぞ自分から進んで取り組んでみてください。人から言われて嫌々やっている内はどう転んでも勉強は楽しくないし、楽しくない勉強は効率が悪く、ストレスばかりが溜まり、成績も伸び悩みます。
そしてますます勉強が楽しくなくなります。多くの学生がはまる悪循環です。どうぞ忘れないでください。あなたの時間はあなたのためにあります。能動的な勉強の第一歩は、進んで公式の証明に取り組むことです。