本当に「最短距離」なのですか?

「勉強のコツ」などと言うと、小手先のテクニックのように思われてしまうこともありますが、「永野数学塾」が授業の中でお伝えしていく「コツ」は小手先のテクニックとは対極にあるものと言っても過言ではありません。学校や塾で
「これは大事だから覚えなさい」
「こういう問題にはこの解き方でやるように」
と、覚えさせられたことが、どれだけ実際のテストで役に立ったでしょうか?「解法のテクニック」として教わったことをどれだけ覚えても、テストの点数が上がらない、という経験はないでしょうか?当塾ではこうした「丸暗記」を完全に排除します。
「どうしてそうなるのか?」
「どのような発想が必要なのか?」
といった本質的な姿勢を育てることで、「勉めて強いられる」という「勉強」ではなく、学者が学問に取り組む時の姿勢に通じる王道の姿勢をお伝えしています。この方法は一見効率が悪いように思われがちです。しかし、この王道は解答という目的地に至る最短の道なのです。テストで今まで解いたことがないような未知に問題に出会った時、過去の問題の解法は無意味です。解法の裏にある発想を理解していないテクニックで問題を解こうとすることは、塩の味を知らずに、ただレシピ通りに料理を作ることに似ています。レシピにない材料に出会った時、塩味を知らない料理人はただ材料の前で呆然とするだけでしょう。
「永野数学塾」でお伝えする「勉強のコツ」は王道を歩くための道しるべです。王道をあるくことで過去の偉人たちの発想を発見し、それに感動をして、そして学んでいく、という姿勢を育てます。出るかどうか分からない(と言うよりも、きっと出ることはない)問題の解法を覚えて右往左往するのに比べれば、結局のところ、この王道こそが「合格への最短距離」なのです。